地域おこし協力隊カオリ、イベントでカカオミルクティーを販売するまでの道のり

2023年3月4日、登別で協力隊仲間が企画したイベントに出店しました。
今日はイベント出店までのことを振り返ります。

地域おこし協力隊って何してるの?という市民のみなさん


他の協力隊がどんな活動をしているのか気になる、という現役協力隊のみなさん


ぜひ読んでみてください😄

目次

きっかけ

協力隊だからといって必ずイベントをやらないといけない、ということはないのですが…


今協力隊だからこそ、イベントはわりとやりやすいのではないかと思います。


というのも、何もない中で始めるよりも、協力隊としてやったほうがいろいろやりやすいのです。


それと、イベント出店をしたことがなかったので、一度試してみたいと思っていました。


こういう活動は果たして自分に合っているのか?それを確かめたかったですね。

当初は、別の場所で提供を考えていました。しかし、もろもろ事情がありできないことに…そんなとき、協力隊仲間に工学院のイベントに誘われました。


それで「まあどうにかなるさ」精神でまずは一度やってみることにしました。

経験豊富な人と一緒にできるなら大丈夫〜〜
初めてだけどどうにかなるっしょ!

なにを提供する?

食べ物あるいは飲み物を販売するつもりでいました。その中でも初心者でも挑戦しやすいのは飲み物です。


準備から当日の実際の製造までのをことを考えて、できるかぎりシンプルでかつおいしいものにしようと思いました。

候補はいくつかありましたが、最終的にカカオミルクティーになりました。

・カフェインが苦手な人も飲めそうなもの
・老若男女問わず好きそうなもの
・地元の食材を使う
・また飲みたいと思ってもらえそうなもの

などなど。

開催月の3月はまだ寒いし、作る工程をシンプルにしたかったので、ホットのみにしました。

当日までの準備

試作

メニューを決めたら次は作ってみます。

自宅で何回か試作品を作りました。

一杯あたり何グラムのカカオ皮が必要か?というのを決めるのに苦労しました。

練習

一杯あたりの牛乳とカカオ皮の量が決まったら、あとは練習するのみです。


注文を受けてから提供するまでをイメージしながら練習しました。

心配性だからちょっとやっておいて自分を落ち着かせますw

食品衛生責任者講習を受けておく

今回のイベントは協力隊仲間が企画してくれたもので、私は出店という形で関わることになりました。


事務的な手続きや細かい部分は全てお任せ!イベント開催にあたって必要な条件などのチェックも仲間にお任せしました。

その代わりといってはなんですが、私は食品衛生責任者講習を受けることにしました。


イベントでは食品を扱うため、この資格を持っている人が最低一人いないといけないそうです。

必ずこれが必要なのだとか。食中毒や衛生管理について勉強しますよ〜

受講開始日から1ヶ月以内に全ての講義を受けてテストに合格すると修了です。


後日、こんな立派なプレートと修了証が届きました!

飲食店でよく見かけるあの名前プレート?! 私の名前がちゃんと入っています。

食材や道具の準備

今回気をつけたことは、無駄なものを買わない&できるだけプラスチックごみを出さないことでした。

まずはカカオ皮の仕入れ。


室蘭のチョコレート研究室のカカオ皮を使わせてもらいました。


カカオの皮をいただいて、一杯分をせっせとティーバッグに詰めました。


コットン100パーセントのティーバッグを多めに買っておきました。

・鍋(ステンレスとアルミの鍋をそれぞれ一つずつ)
→交代交代で使うことを想定して二つ準備しました

・木べら
→味に影響が1番なさそうな木べらにしました。

・紙コップ
・牛乳(のぼりべつ牛乳使用)
→フードロス対策のため、イベント前日に必要な本数を買うことにしました

・キッチンペーパー
・鍋つかみにもなるようなハンカチまたはタオル
・アルコールスプレー

使い捨て製品を使うことに抵抗があるのですが、衛生面や感染症のことを考えるとやはり使い捨てが望ましいのかなと思い、今回はOKとしました。

紙類も同じ理由です。
ふきんを使いたいけれど、これもまた衛生面が気になるので使いませんでした。

足りないものは借りたり、代わりに使えるものをさがす

販売場所として使う部屋のなかには、一応IHヒーターのようなものがありました。


使えそうだったけど、念の為、カセットコンロを用意しておくことに。


家になくて困っていたところ、関係者の方に貸していただけることになり一安心!

原価・販売価格を決める

ほんらいはもしかするともっと早い時点で決めるのかもしれません。


私は経験者ではないので、そこはちょっとわかりません😅

だいたいの原価と販売価格は決めておいて、最後の最後で確定しました。


飲食関係の原価や定価の決め方は、ネットで検索して学びました。

打ち合わせと告知

関係者との打ち合わせを行いました。

・各自用意するものの確認
・足りないものを誰から/どこから借りるか
・当日の流れ
などなど。

そのあと、正式にイベントの告知をしました。


私はSNS、そして地域ブロガーとして参加している「むしゃなび」でお知らせしました。

イベント当日にわかったことなのですが、ツイッターを見て来てくださった方がいらっしゃいました!

mushanavi
カオリの北海道おいしいもの探し | 北海道洞爺湖周辺の情報共有サイト「むしゃなび」 地域情報マガジン「むしゃなび」は、北海道の伊達市・室蘭市・登別市・洞爺湖町・壮瞥町・豊浦町を中心に、豊かな自然に囲まれた町の情報や、観光情報、お得な情報がいっぱ...

前日:持ち物をチェック、最後の練習

イベント前日は、まずのぼりべつ牛乳を買いに行きました。何本買おうか最後の最後まで悩みましたが、全部で5本にしました。


〜もし売れ残ってしまったら?〜


実は5本全ての賞味期限がイベント当日まででした。あくまで賞味期限なので、次の日に消費することも可能には可能ですが、できれば使い切りたい!そう思って、これぐらいの本数が限界かなと思いました。万が一、1〜2本余ったとしても救済方法があります。たとえば、チーズを作ったりパンケーキの材料として使うことができます。大切な食材ですから、廃棄だけは絶対したくなかったです。

〜賞味期限が近い牛乳を買った理由〜

あと、イベント当日が賞味期限の牛乳をなぜ買ったのかというと、それはやはりフードロスにしたくなかったからです。誰も買わなければこの牛乳は廃棄されてしまいます。この5本を全部売り切るぞ!という気持ちでいました。

SNS掲載用の写真を撮るついでに、最後の練習もしました。

何度か練習したらちょっとコツがつかめてきたかも?

ところで食べ物がおいしく見えるように撮影するのって難しいですね…


スマホ技術をフル活用して撮りましたが、満足いくものができあがらず何度も撮り直しました。

当日の様子

10時のオープンに向けて、朝からいろいろ準備…

カセットコンロがあって本当によかったです!IHヒーター?のようなものは、鍋の牛乳が焦げやすくてだめでした。


非常時にも出店時にも便利なカセットコンロ、大変ありがたい存在でした。(常に換気をしながら調理しました)

レジ脇にはカカオ茶&地元食材をふんだんに使ったパンがたくさん!


パンはほぼ完売だったようで、パン人気がうかがえます。


ちょっと遅めの朝ごはんとして、パンと飲み物をセットで購入いただいた方が結構多かったです。

自分の宣伝も忘れてはいけません(笑)
・今回お世話になった室蘭のチョコレート研究室について書いたブログ記事
・SNSやブログのQRコード

壁に貼っていたのですが、ご覧になった方いらっしゃるでしょうか?


あまり目立たなかったかも…とちょっと後悔しています。


みんなの目にとまるところに貼ればよかった!入り口とかがよかったのかな?

肝心のカカオミルクティーはというと、20杯以上注文をいただきました!ありがとうございました。


おいしいという声もあり、うれしかったです。


食品廃棄もゼロでした!少し余った牛乳は自分用のカカオミルクティーを作るのに使いました。

まとめ

3月頭のイベントのために、1月〜2月まで準備をして、無事終わることができました。


企画からいろんな手続きまでやってくれた協力隊仲間や関係者のみなさんありがとうございました。


また、カカオミルクティーとカカオ茶をご購入いただいたみなさんにも感謝です。

〜気づいたこと〜

・1日立ちっぱなしは大変!スツールや椅子を用意しておくとよさそう
・調理にはなんだかんだいってガスコンロ(あるいはカセットコンロ)がよい
・何度も手洗いをするので厚めのタオルがあると便利
・何杯注文あったのか数えてはいたものの、途中で数え忘れそうになった
・カカオミルクティーの写真があるとよいかも?

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この記事を書いた人

2022年10月から北海道登別市地域おこし協力隊として活動中。
移住者目線で、協力隊のこと・グルメや観光情報を発信しています。

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