
登別温泉に実際に泊まった私たち夫婦がお送りする「登別温泉宿泊記」
「 登別温泉に泊まるんだけど、どのホテルがいいの?」とお悩みのみなさんの宿決めの参考になるとうれしいです。
第9弾は望楼NOGUCHI登別で、部屋編・館内編・夕食編・朝食編・おみやげ編・岩盤浴編・おみやげ編・デザートプレート編に分けてお送りします。
食事について事前にお願いしておいたこと
食べられない食材があるため、事前にメールで食事の相談をしました。
NG食材として
・カフェイン
・魚卵
・赤身の刺身(妻のみ)
・アレルギーのある果物
実際はもう少し詳しく書いて、そして対応できる範囲でかまわない旨も伝え、リクエストしておきました。
イレギュラー対応となりホテルのみなさんには申し訳ないのですが…
心をこめて作っていただいたものを食べ残すのはもっと心が痛いので、今回の宿泊に限らず、登別温泉の他のホテルでも同じように毎回相談をするようにしています。
他の食材に換えていただいたりと本当にありがたいです🥹
食事会場
個室食事処JIBIEでいただきました。といっても完全な個室ではなく、半個室のようなつくりです。
この日はたまたまだと思うんですが、結構声の大きい海外のお客さんがいて会話がよく聞こえました😅
でもなんだかとても楽しそうだったし、まあいっか!とポジティブに受け止めました(笑)


夕食時間は最も早いのが17時30分スタートで、私たちはこの時間にしました。
2024年冬おもてなし夕食膳
12月から冬バージョンの献立になったそうです。ホテルHPにも掲載されていますが、私たちはあえて見てきませんでした。



調べすぎると、驚きとか感動がなくなってしまうので(笑)


望楼NOGUCHI登別は献立と一緒に、料理のちょっとした説明も添えてくれます。
材料についてのことだったり、どうやって作られたのか?という調理法だったり、そんなことをわかりやすく書いています。


この献立&説明書きがあるのとないとでは食事の楽しみ方が全然違うと私は思ってます!
食前酒
「燈火(とうか)」という名前がついたカクテルでした。
なぜこの名前なのか?スタッフさんが説明してくれて、なるほど〜と思いながらいただきました。
ホテルで飲むアルコール類ってなぜかおいしく感じませんか?なんだろう、雰囲気でしょうかね。


あ、ブログのどこかで触れたことがあるかもしれませんが、実は私も夫もほとんどお酒を飲みません(飲めません)。
つまり、お酒を飲む機会が全くといっていいほどないわけで、こうやって2人で飲むのは宿にとまったときくらい。
この特別感は言葉にできません🥹(ちなみに私は普段炭酸飲料も飲まない)
先付け
先付けにはさっそく近郊の豊浦町産豚肉が登場しました。見たことあるけど初めて食べました。
・豊浦町産SPFポークの沢煮仕立て <エスプーマ・ゆずの香り> 〜大根・にんじん・ごぼう・舞茸〜




ゆずの香りが冬らしくていいですよね〜、お肉もやわらかくてGOOD!



エスプーマはスペイン語で泡という意味。でもただの泡じゃなくて、特殊な方法でつくる泡らしい。
前菜
華やかな彩りの前菜でした。ピンク色を見ると春が待ち遠しくなりますね。
・ゆりねの道明寺餅〜生姜餡で〜
・フォアグラ&りんごのソテー〜洞爺湖町産赤紫蘇入りバルサミコ酢仕上げ〜
・カリフラワーのパンナコッタ〜コンソメゼリーと共に〜
・北海道産おひょうの香草パン焼き〜チーズソースがけ〜
・柿&ひじきの白和え
・北海道産真かじかの煮凝り〜ナスタチウムと共に〜
皿の下にある赤・黄色の物体は何ぞや?ほのかに甘酸っぱい?
全く見当もつかなかったのでスタッフさんに質問したら「ペッパードロップ」というものだそうです。


ゆりねの道明寺餅がおいしかったなー!夫はフォアグラ&りんごのソテーが気に入ったそうな↓




カリフラワーのパンナコッタと北海道産おひょうの香草パン焼き↓




柿&ひじきの白和えと北海道産真かじかの煮凝り↓
ひじきと柿って合うんだという新しい発見がありました。




先椀
・羅臼昆布出汁の薄葛仕立て〜真鯛・焼き湯葉・白髪ネギ・くこの実・いんげん〜




羅臼は北海道の道東エリアにあって、昆布が有名です。知識は一応あるものの、羅臼昆布はおそらく初めていただきました。
やっぱりプロの手にかかると昆布だしってものすごくおいしい…素人はこれくらいしかコメントが出てきません😂
とにかくおいしくて汁を飲み干しましたね。
お造り
・北海道産ほたての焼き霜造り〜みかん酢で〜
・北海道産ひらめのとろろ昆布〆〜みかん酢で〜
・北海道産寒ぶり〜土佐醤油で〜
・北海道産本まぐろ〜土佐醤油で〜
・ぼたんえび〜煎り酒で〜
・お口直し めかぶのおひたし
・登別の藤崎わさび園の本わさび


手作りのみかん酢(これも初めて食べた)、土佐醤油、煎り酒、そして登別産の本わさびでいただきました。






夫のイチオシはぼたんえび、私はほたて。




私は赤身の刺身NGなので白身多め、夫は何でも食べるのでブリもありました。




登別温泉街でつくられている本わさびは以前ピザ屋で食べたことがありそのおいしさは知っていました。
食べる分だけわさびをすって、刺身につけて食べると絶品でした。


子どもの頃は「なんで大人はあんな辛いものをつけて食べるんだ?」と理解できなかったのに、今はわさびを求めている大人になりました。不思議なものです。
中皿
・北海道産真だらのオーブン焼き〜白ワインのクリームソース〜
・白子のムニエル〜トリュフドレッシング・トマト風味のクスクスと共に〜


望楼登別は和食以外に洋食テイストの料理も出てきます。
強肴
・北海道産牛ヒレ肉の石焼〜昆布塩・グリーンペッパーソース・藤崎わさび園の本わさびと共に〜
・北海道産牛肉の煮込みトルティーヤ包みのグラチネ(グラタン風)


温かいものから先に、ということでグラタンから。味付けも量もちょうどよくておいしい!(おかわりしたい)


石焼って何だろう?と思ったら焼くための石が運ばれてきました。この石の上に肉を載せると、わりとすぐ出来上がります。




グリーンペッパーソースよりも昆布塩につけて食べるほうが好きでした。


ごはん・留椀・香の物
・北海道ブランドゆめぴりかの釜炊きご飯
・鮭とばの北海道産酒粕汁〜椎茸・焼きネギ入り〜
・白菜のカリカリ梅和え
・藤崎わさび園のわさび昆布
・かぼちゃのたまり漬け
・北海道産あんこうの味噌煮
・ミニトマトのピクルス
つやつやのごはんはおかわり必須です。もちろん、ふたりで完食しました👍


これまたちょうどいい量のごはんのお供。


あと、スタッフの方から絶品のごはんの食べ方を教えていただきました。
土佐醤油と本わさびを入れて混ぜて食べる!です。1本のわさびを無駄にしたくないのでいっぱいすって入れました。


まぜまぜして食べてみたら「あら!びっくり」、美味です。これはきっとおいしい醤油とわさびだからでしょう。


デザート
・洋梨&みかんのカクテルゼリー
・バウムクーヘンのショートケーキ
・ブルーベリーのガトーショコラ
・ラズベリーソルベの求肥包み
・デコポン
・のぼりべつ牛乳のホワイトチョコラテ〜コーヒーウィスキーをかけて〜
立派な木の板に乗ってやってきたデザートたち。
これらを白いプレートに好きなように飾って、いただいてくださいとのこと。自分で盛り付けるとはおもしろい😁




白いプレートに飾り付けてみました。デザートが5種類もあるなんて幸せです。
なお、私は果物アレルギーがあるので具材を変えていただきました。ありがとうございます、おいしかったです!



夫いわく、ガトーショコラはこれまで食べた中でベスト1だそうです


最後のドリンクは3種類から1つ選べるようになっています。
オリジナルブレンドコーヒー・ダージリンの紅茶・そしてホワイトチョコラテです。
ふたりともホワイトチョコラテにしました。(カフェインNGのためコーヒーウィスキーはつけてもらいませんでした)


このホワイトチョコラテにして大正解でした。食事の最後にぴったりの1杯でした。
そうそう、のぼりべつ牛乳は登別温泉の他のホテルでも飲めるんですけど、工夫を凝らしたものってなかなかないんですよ。
だいたいどこでも牛乳をそのまま出しているだけなので、このドリンクはすごく嬉しかったなー😄好感度上がります。
夕食の感想
食前酒から最後のドリンクまで大満足の夕食でした。
その中でも、デザートに一番感動しました。
登別温泉のホテルに定期的に泊まり宿泊記を書いてきましたが、デザートはどうしてだか残念なものが多くて💦
出来合いのものだったり、甘すぎたり、乾燥気味で味が落ちていたり・・・(仕方ない部分があるのも承知ですが)
でも望楼登別は、最後のデザートまで誠心誠意込めて作りました!という思いがよく伝わってきました。
宿泊料金が他と比べて高いのも納得です。





他の季節の夕食膳もぜひ食べてみたいです
宿泊記VLOGはこちら
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